(楽譜の紹介)バーデン・パウエルの世界 Barden Powell

楽譜 Musical Score

ブログを引っ越しました。

ボサノバが好きです。ボサノバのリズムと都会的な和音が醸し出す世界が好きです。

思い出話し

エレキギターから音楽活動・バンド演奏を開始したこともあり、カッコいいギターリフやソロに憧れて練習していました。また、バンド活動はギターの目立つハードロックを演っていました。

ボサノバに興味を持つきっかけは、たしか筒井康隆のエッセイだったと思いますが、彼がボサノバギターの練習をしておりそのコードを抑えるのに指が攣りそうになるといった表現を見たときです。それまで、どちらかというとシンプルなギターコードを弾いており、指が攣りそうなコードとはどういったものかと興味を持ったのがボサノバを好きになるきっかけでした。

ボサノバを聴いてみると、なんとも心地いい楽曲の雰囲気とガットギターにピッタリのコードワークに魅了されました。

それまで、所有していたギターはエレキギターとフォークギターでしたが、ボサノバを演るにはガットギターでないとその微妙な和音は出せないと思い、このブログでも紹介しているヤマハのガットギターを入手しました。⇒ここをクリック

バーデン・パウエルの世界

ボサノバに興味をもったものの、イパネマの娘やアントニオ・カルロス・ジョビンくらいしか知らず、先ずはギターの練習の参考となる楽譜を入手しようと思い楽器屋にいって探すことにしました。

そこで見つけたのが下記の教本・楽譜集「限定版 バーデン・パウエルの世界」です。

裏表紙の説明文には「ギターの完全コピーをもとにして、ギターの構え方から左手のフォーメイション、音量、音質、リズムと間のとり方等々、バーデン・パウエルの全テクニックがあますところなく解説されたギター愛好家必須の書。」「わが国初のバーデン・パウエルギター教本」とあり、その意気込みがひしひしと伝わってきます。

ページを開くと先ず目に飛び込んでくるのがこの「バーデン・パウエル自筆の楽譜」です。これを見ただけでノックアウトされました。

教本の内容

内容はとても専門的・高度なもので、とてもボサノバの素人が太刀打ちできるものではありませんでしたが、とても貴重なものであると直感し、昭和50年ごろ(学生時代)としては高価(2800円)でしたが無理をして購入しました。

教本の構成は以下のようになっています。(目次をご参照ください。)

第1章 ボサノバの基本テクニック

第2章 バーデン・パウエル奏法の実践

第3章 バーデン・パウエルの世界(曲の楽譜)

しかし、どれをとっても初心者には難しく、特に第3章の楽譜はタブ譜などはなく五線譜での表示であり、1曲をとおすのに一か月以上もかかるような始末でした。

ボサノバから得たもの

苦労しましたが何とか1曲を通しで弾けるようになり感じたことは、ギターの魅力は派手なギターソロだけではなく、和音の美しさ、ジャージーな響き、コードワーク、リズム感そしてバッキングの重要性にあることでした。

私のギター・音楽活動の方向が、「ハードロックのソロカッコ」いいから「ジャージーなバッキング最高」へと変わっていくきっかけの一つとなった大切な教本・楽譜集です。


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