ご存じ(とは言っても知っている人は知っている)George Bensonの「Breezin’」です。
思い出話し
大学に入り、主にロック系のバンド活動をしていましたが、音楽の趣味は徐々に移っていきました。
ご多分に漏れずジャズ系の音楽にも興味がでました。私はギターを弾いていたので、初めはギター演奏から興味を引かれました。ジャズギターと言えば、あのモコモコとした音でしみじみと聞かせるアレです。ギターはディストーションのかかった音で自己顕示欲を満たせるものが主役だと思っていた私は、あのモコモコが気に入らずずっと聞かないでいました。
しかし、世の中は徐々にジャズとロックとが融合する音楽、今でいうフュージョン(当時はクロスオーバーと呼んでいました。)が華々しく出てきました。ノリのいいリズムをバックにノリノリのギターを弾きまくる曲が耳に入り興味を引かれました。
そんな中で、この曲「Breezin’」に出会いました。年のころで二十歳過ぎくらいの時期(45年前)です。なんとも、爽やかでノリのいいギター!複雑に奏でているようにみえて、バックの演奏はコードが4つの繰り返し!このシンプルな曲をグイグイ弾いているテクニックに痺れました。
楽譜を探しているとこの楽譜に出会いました。この楽譜集は曲のコピーに留まらず、ジョージベンソンのテクニックも解説しており、教則本の意味を兼ねたものでした。
その当時はギターのコピーは主に耳コピーでして、この譜面に記載されている五線譜には馴染んでおらず、譜面の解読が大きなハードルでした。そのため、この譜面はコード進行を参考にしただけでギター演奏の音取りには使いませんでした。
そうこうしているうちに月日は過ぎ、今になって改めてビッグバンドでジャズギターの演奏を再開し、譜面を見ることにも慣れたこともあり、ジャズセッションでこの曲を弾いてみることとなりました。
こうして、この譜面が復活したのでした。私のコピーは主に耳コピーが中心ですが、音が取れないところや確認でこの譜面を使っています。
前置きが長くなりましたが、以下に譜面集の内容をご紹介したいと思います。
Breezin’ George Benson


Breezin’のアルバムを丸々コピーしている本です。

解説も素晴らしいです。

テクニックの解説もあります。

曲の解説も詳しくて役立ちます。

今となっては、とても貴重な譜面集です。
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