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ヤマハのサイレントドラムは、今は小規模ジャズ用のセットとして使っていますが、これに至るまでに色々と変遷しています。以下では、この変遷をご紹介したいと思います。
コンパクトドラムの追求
もともと、ヤマハのサイレントドラムは薄いタムを使っており、16インチのバスドラムの中に収納できるようになっていました。その特徴を活かすため、始めは元の薄いタムはそのまま使いヘッドをレモに張り替えて使っていました。しかし、タムタムはそこそこの音質で使えるものの、フロアタムのドンという音を出すには到底無理がありました。なるべく低音がでるように、写真のようにEVANSの13インチHydraulic Blueを使ってみましたが、満足な音を得ることはできませんでした。


そこで、薄いシェルで実際に使われているものを調べたところ、ArbiterというメーカーがFlatsという薄いシェルのドラムを作っているのが分かりました。しかし、既に生産は中止されていたためネットオークションで探したところ、8、10,12,13,14,16インチのタムがセットになったものが出品されており、それを入手しました。
下の写真は、10,12、13、16インチのタムをセットしたときのものです。
シェルは薄いですが専用に作られており、かなり大きな音が出た記憶があります。フロアタム用として16インチのタムを使いましたが、低音はでるもののやはり「ドン」という音ではなくその点は満足できませんでした。

フロアタムの追求
フロアタムは薄いシェルではやはり無理があるため、普通のサイズのものを入手することにしました。
フロアタム以外はコンパクトで気に入っていたため、フロアタムだけを入手したのですが、思いもかけず12インチと13インチのタムタムのセットも安価で入手できたため、写真のように通常のセットが出来上がりました。
ばらばらに入手したため、カラーリングがバラバラです。(バスドラムは白、タムタムは黒、フロアタムは銀色)


フロアタムの「ドン」を求めてその後もフロアタムは変遷し、この時はヘッドが14インチの深胴のタムタムを入手してフロアタムとして使っていました。バーチシェルのとても重いタムでとても締まったドンがでました。
なお、10インチのタムタムもバーチシェルのものを入手しています。
カラーリングがバラバラだったので、バスドラムに黒いカバーアップシートを巻いて黒で統一しました。


通常のバスドラム
その後、20インチのヤマハのバスドラムを入手し、普通サイズのドラムも持っていました。バスドラムのヘッドにTAMAのロゴが入っていますが、ヤマハのドラムです。


小規模ジャズ用のセット(最終的な形)
このように機材が変遷していますが、最終的に残ったものは下の写真のドラムです。
大きな会場で自前の機材を使う機会がないことや、練習時の持ち運びを考慮してこのセットに落ち着きました。バスドラムの中に10インチのタムタムが収納できるのでコンパクトで気に入っています。
この写真のフロアタムは14インチの通常サイズのバーチシェルで、タムタムとともにバーチシェルで統一しています。
なお、Flatsの薄いタム、ここに至るまでの数々のフロアタム、20インチのバスドラムは処分してしまい手元に残っていません。

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